運転資金の概要

仕入れの支払いと売上の回収の差を埋めるお金

会社には製造業や商業、その他サービス業などがあります。製造業であれば材料を仕入れて製品を作り販売をし、商業なら商品を仕入れて販売をします。仕入れ価格に利益を上乗せして販売すれば売上やお金はどんどん増えていきそうですが、それだけを考えていると黒字倒産になりかねないので注意が必要でしょう。このときに必要になるのが運転資金で、できれば自己資金で用意した方がいいですが、事業拡大時には借入で調達しても構いません。仕入の支払いと売上の回収が同じなら売上金から仕入れ代金を支払えますが、通常は仕入れの支払いが先になるため、売上金からは支払えずそのためのお金が必要です。毎月資金繰り計画をしっかり立てて、必要な運転資金を把握して用意しておきましょう。

帳簿残高を利用して計算する

個人商店の中には日々の経営をどんぶり勘定で行っているところもあるでしょう。どんぶり勘定は現金の増減のみで経営をする方法で、実際に利益があがっているのか将来きちんと支払いができるかどうかが分からない可能性があります。一般的な会社同様に会計帳簿をつけ、帳簿残高を把握しながら経営をした方が将来のためになるでしょう。経営をしていると必要になるのが運転資金で、帳簿残高が分かっていればどれくらい運転資金が必要になるかの目安が分かります。経常運転資金は売上債権に棚卸資産を足した額から買入債務を引いて算出します。会計帳簿は毎月作成するようにし、平均月商や回転期間などを利用して算出した方が、より正確な運転資金を把握できるでしょう。